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G3第10回和歌山県営和歌山競輪【和歌山グランプリ】

2018年1月11日(木)~2018年1月14日(日) 開催

更新 : 2018年1月7日

S級戦 展望
POINT

「武田・諸橋のSSタッグ強力
  三谷に乗る村上が復権への第一歩!」

中村隆之(テレビ和歌山)

開設68周年記念〔G3〕「和歌山グランプリ」が、1月11日から4日間、和歌山競輪場で開催される。2018年の競輪界をリードするS級S班9人のうち、和歌山記念に斡旋されたのは武田豊樹、諸橋愛、三谷竜生の3人。
2017年の武田豊樹は全日本選抜決勝2着をはじめ、前半戦が順調だったものの、オールスターで骨盤骨折を負い暗転。早期に復帰したゆえ技量万全とはいかなかったが、その苦難を超克しつつあり、KEIRINグランプリは2着。一年の始まりは今年も和歌山から。通算4回目の当所記念優勝を目指して邁進する。
直線の切れ味は輪界随一であろう諸橋愛。2017年は地元の弥彦記念を制すると、共同通信社杯でG2初制覇。松戸記念4連勝Vなど、着実に獲得賞金を積み重ね、自身初のKEIRINグランプリ出場を決めた。その大一番では落車失格に終わったが、今年はG1タイトルに照準を絞って信念を貫き通す。
三谷竜生は格式高い日本選手権で優勝し、100期台最初のタイトルホルダーとなった。去年後半は転倒の影響かパンチ力全開といかず、KEIRINグランプリでも渾身の捲り返しが不発に終わった。今年はS班の自覚と誇りを胸に、年間を通し安定した戦いを繰り広げられるか。

*:直近4ヶ月
選手名 登録 級班 競走得点 決り手 BK
(数)





武田 豊樹

88 茨城 SS 112.35 0 1 3 1 3

諸橋 愛

79 新潟 SS 115.50 0 0 5 2 0

三谷 竜生

101 奈良 SS 112.64 1 4 0 0 6

S級S班だけでなく、たくさんの有力選手が参戦する。全体的には若手よりもキャリアを積んだ機動型や追い込み型が揃った。また、歴代のWGP覇者も多く斡旋されている。それでは、地区ごとに注目選手を見ていこう。
まずは、北日本地区。ラインの先頭で坂本貴史がスピードある捲り、カマシを放つ。同県の永澤剛とともに、去年は初めて6つ全てのG1に出場した。菊地圭尚は先月の別府記念2日目優秀で最後方から鋭い捲りを炸裂し、底力を顕示。内藤宣彦は直線でいぶし銀の突っ込みを見せる。岡部芳幸の出番もあるか。
次に、関東地区。自力型では横山尚則。去年はG1デビューの2月全日本選抜でいきなり準決勝進出。その後、7月久留米記念でも決勝で見せ場を作るなど躍進した。武田豊樹と同乗となれば、主導権を握る競走を展開するはず。天田裕輝は自慢の快速で去年夏場に2回、F1優勝している。現在199勝の相川永伍、今期初S1の武藤龍生も上位進出を狙う。
続いて、南関東地区。主戦は郡司浩平。惜しくも次点でKEIRINグランプリ出場を逃したが、2017年はウィナーズカップを制すなど飛躍した。和歌山では2年前のWGPで記念初優勝を果たしている。連係する五十嵐力や小原太樹も、以前からオレンジバンクを得意としている。先月の別府記念を制した田中晴基も、神奈川勢同様に当所での戦歴が抜群だ。成清貴之は差脚絶好調。去年は5月日本選手権で遅ればせながらG1での初1着を獲ると、9月岐阜で約3年ぶり2回目の記念優勝。前走小松島F1では稲毛健太を目標に戦い、抜け出して優勝している。簗田一輝はS級1期目の前期に自力勝負で結果を出した。
かわって、中部地区。高橋和也は力強い捲りで勝ち星を重ね、年間で1着24回をとっている。山内卓也は去年11月の当所F1初日特選で高橋とワンツー。ちなみに、山内は11年前、永井清史は8年前に和歌山で記念初優勝を果たしている。
近畿地区は戦力十分。結束の輪の中心には総大将・村上義弘がいる。8年間守り続けたSSの座を明け渡し、捲土重来を期した新年の大事な初戦。自力戦でもマーク戦でも、カリスマの走魂でファンを魅了する。地元勢は、伸び盛りの中西大が先頭で猛進。稲毛健太は昨年末の小松島F1で節目の200勝を達成した。そして、椎木尾拓哉が絶妙なマーク運びで抜け出しへ。去年後半以降、切れ味が戻ってきた東口善朋。11月奈良F1で左足甲骨折をしながらS級初優勝を遂げた藤田勝也。それぞれが役割を全うしながら、念願の記念制覇を目指す。他、高間悠平の伸びも侮れない。
中四国地区はどうか。池田良は11月に落車が続くも、広島記念では連日気合いの乗った走りを見せた。当所では5年前のWGPで決勝2着に入っている。柏野智典は去年10月青森F1決勝で、別線の仕掛けに併せて番手発進。押し切って優勝している。両者は四国勢後位でチャンスを待つことになりそうだ。その四国勢は、売り出し中の島川将貴が出し惜しみせず、早めのスパート。自力でも強い原田研太朗だが、島川と同乗なら相当有利になる。原田は一昨年が立川記念、去年は松山記念を1月に制しており、今年は和歌山で幸先良いスタートを切れるか。同県の山形一気や室井健一にも好機到来。先月高松F1、玉野F1を連覇した香川雄介も決め脚が冴え渡っていて、ゴール前での逆転はありそうだ。
最後に、九州地区。坂本亮馬が戦法を柔軟に使い分ける。去年後半は8月オールスターや10月寛仁親王牌で準決勝に進んだ。2017年はS級S班として戦った中川誠一郎。前年の和歌山記念では超抜の脚を披露し優勝。上々のスタートを切ったが、その後は鎖骨骨折、肋骨骨折のケガで出遅れた。当所記念連覇を果たし、G1タイトル奪取へ勢いをつける。合志正臣は落車過多で復調のきっかけを掴めていないが、あと2勝に迫った通算300勝を早い段階で達成できるか。S1をキープし続けるベテランの西川親幸。しぶとさを見せて上位入着へ。

*:直近4ヶ月
選手名 登録 級班 競走得点 決り手 BK
(数)





坂本 貴史

94 青森 S1 108.03 2 7 0 0 11

永澤 剛

91 青森 S1 105.00 1 1 2 0 1

菊地 圭尚

89 北海道 S1 110.17 0 3 8 0 2

内藤 宣彦

67 秋田 S1 105.43 0 0 3 2 0

横山 尚則

100 茨城 S1 108.95 2 5 0 0 4

天田 裕輝

91 群馬 S1 105.84 1 4 2 0 3

武藤 龍生

98 埼玉 S1 105.35 0 0 3 3 0

郡司 浩平

99 神奈川 S1 110.50 2 6 1 0 10
五十嵐 力 87 神奈川 S1 108.54 0 1 7 1 1
田中 晴基 90 千葉 S1 106.62 0 8 0 0 2
成清 貴之 73 千葉 S1 110.00 0 1 7 6 1
高橋 和也 91 愛知 S1 107.00 0 9 0 0 7
山内 卓也 77 愛知 S1 108.38 0 0 5 2 0
村上 義弘 73 京都 S1 116.50 1 3 6 0 3
中西 大 107 和歌山 S2 105.56 8 5 1 0 17
稲毛 健太 97 和歌山 S1 106.64 6 5 0 0 11
椎木尾 拓哉 93 和歌山 S1 114.45 0 0 8 3 0
東口 善朋 85 和歌山 S1 110.11 0 0 10 1 0
池田 良 91 広島 S1 111.55 0 3 5 0 0
柏野 智典 88 岡山 S1 107.16 0 1 4 3 0
島川 将貴 109 徳島 S2 104.64 11 3 0 0 17
原田 研太朗 98 徳島 S1 110.44 1 9 0 0 5
山形 一気 96 徳島 S1 105.25 1 4 5 1 2
香川 雄介 76 香川 S1 111.95 0 1 11 2 0
坂本 亮馬 90 福岡 S1 111.20 2 3 4 1 3
中川 誠一郎 85 熊本 S1 111.25 0 5 5 0 1
合志 正臣 81 熊本 S1 108.00 0 0 0 1 0
S級ブロックセブン 展望
POINT

「石塚が先行力を発揮
    笠松が詰め寄って好勝負」

中村隆之(テレビ和歌山)

S級ブロックセブンは、開催4日目の第9レースで行われる。各地区から1選手ずつ、計7選手が1着を目指す。競走得点では石塚輪太郎と笠松信幸が抜けている。しかし、105期両者の激しいもがき合いがあれば、波乱も十分ありそうだ。北から順に顔ぶれを見ていくと・・
北日本からは高木翔。S級へ復帰した前期は、敗者戦ながら自力で6勝を挙げた。関東から参戦の稲村成浩が追走か。目立ったヒットこそないが、ソツのない立ち回りで目標を援護する。和歌山バンクとは比較的相性が良い。南関東の須藤悟は東日本でまとまるか、あるいは単騎で切れ目から運ぶか。
中部から参戦の笠松信幸は、去年10月平塚記念で決勝4着。以降のF1では取りこぼしもあるが、差脚はメンバー上位だ。和歌山では約3年前のF1でV歴あり。その笠松が目標に置くのは地元の石塚輪太郎か。11月大垣記念で決勝進出したのをはじめ、各場で粘りを発揮している。今期からはS1へ昇班した。
中四国からは戸田洋平。一時期は追い込みに比重を置いたが、自在に戦った去年は縦の脚を繰り出しながらS級で14勝を挙げた。今回は立川記念を終えての転戦。好位置をキープして捲り追い込むか。九州からは松尾透。最近では先月前橋F1の2日目一般で良い伸びを見せている。中近3番手か、西日本連係か、単騎で好位を狙うか、位置取りに注目したい。

*:直近4ヶ月
選手名 登録 級班 競走得点 決り手 BK
(数)





高木 翔

105 岩手 S2 98.48 2 3 0 0 8

稲村 成浩

69 群馬 S1 103.52 0 0 4 2 0

須藤 悟

99 千葉 S2 94.51 0 0 1 2 0
笠松 信幸 84 愛知 S1 108.32 0 0 5 2 0
石塚 輪太郎 105 和歌山 S1 108.52 11 4 0 0 17
戸田 洋平 92 岡山 S2 101.03 0 1 3 1 0
松尾 透 96 福岡 S2 97.08 0 0 4 1 0

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