レース情報

レース予想

F1岸和田市営和歌山競輪【名輪会C石田雄彦記念杯S阪神C】

2020年10月28日(水)~2020年10月30日(金) 開催

更新 : 2020年10月23日

A級戦 展望
POINT

「総合力なら谷口-松崎も
    谷に乗る岸川・白上が展開有利に」

中村隆之(テレビ和歌山)

A級戦は中部と近畿地区だけの斡旋。今期V量産の谷口明正、松崎貴久を軸とした中部ラインが戦歴上位。しかしながら、積極型の谷和也、佐山寛明と好連係を見せる岸川哲也、白上翔、中野彰人ら近畿勢が互角以上の争いを繰り広げそうだ。それでは、地区ごとに有力選手を見ていこう。
はじめに、中部地区。谷口明正は今年ここまで4回の優勝。勝負所で躊躇せず仕掛ける思い切りの良さが光る。9月松阪では決勝で先行勝負。藤井侑吾に捲られたが、ゴール寸前で差し返して優勝した。底力ある松崎貴久もV候補。今期はA級に降級したが、既に優勝3回。先月には和歌山、富山を連覇していて、奥のある差脚は堅調だ。115期の山口聖矢も楽しみな1車。復帰しては落車と不運な近況だが、小気味よい捲りを放ち、117期の弟・拳矢とともにレースセンスを備える。藤井準也は8月和歌山でも3日間、捲り返しや先行で目立っていた。同県の竹内公亮は好調時には及ばないものの、展開向けば上位入着を果たす。動く選手としては中堅の域に差し掛かる高橋成英だが、予選を中心に今年1着24回と、各地で若手を打ち負かしている。篠原忍は若手に前を任せる競走が増えてきたが、前場所最終日には突っ張り策を敢行するなど、まだまだ自力もある。富安保充は9月豊橋でチャンスを生かし、デビュー15年目でのA級1・2班戦初優勝を果たした。
一方の近畿地区。注目は115期の谷和也。6月に特別昇班、その後A級戦でも8月松阪、10月富山で優勝している。あくまで先行基本だが、富山の決勝では後方からの急追捲り追い込みで最後に届いた。岸川哲也は怪我の影響もあってS級に定着できていないが、地力は十分。9月福井では決勝で脇本勇希を交わし、自身3年半ぶりの優勝を遂げた。今回、準決勝以降で谷和也と同乗なら、V好機が広がる。佐山寛明は多くのレースで先手を譲らずに逃げている。7月向日町の決勝では、別線で戦った近畿の他の2派を退け、A級1・2班戦の初Vを飾った。今期定期昇班した南蓮。捲り、カマシのスピードは抜群で、出切れば押し切りのケースが殆ど。中野彰人は降班直後の富山で優勝。続く和歌山では決勝2着。その後はヒットこそないが、自力型をしっかり守り立てる。白上翔は直前の富山で今年3回目の優勝。決勝では西本直大の奮闘駆けに乗り、直線抜け出した。縦脚もあり、今節でも活躍が期待される。玉手翔は8月和歌山で機敏な追走を見せていた。白崎芳典は9月名古屋、10月向日町で優出。向日町の準決勝は直線中割りで混戦を制している。

*:直近4ヶ月
選手名 登録 級班 競走得点 決り手 BK
(数)





谷口 明正 103 三重 A1 94.52 2 6 4 0 6
松崎 貴久 82 富山 A1 93.47 0 1 8 3 0
山口 聖矢 115 岐阜 A2 88.87 0 3 0 0 2
竹内 公亮 86 岐阜 A1 89.04 0 1 2 5 0
高橋 成英 89 愛知 A2 88.52 2 3 4 0 7
篠原 忍 91 愛知 A1 88.75 0 1 4 3 2
富安 保充 91 愛知 A2 89.00 0 1 6 2 0
谷 和也 115 大阪 A2 91.11 13 5 0 0 20
岸川 哲也 105 大阪 A1 91.57 6 3 1 0 5
佐山 寛明 113 奈良 A1 90.95 6 1 1 0 19
南 蓮 115 和歌山 A2 87.61 4 7 1 0 6
中野 彰人 93 和歌山 A1 91.35 0 0 3 3 0
白上 翔 95 滋賀 A1 93.83 0 2 2 2 1
玉手 翔 91 兵庫 A1 89.83 0 0 6 2 0
白崎 芳典 86 福井 A1 89.00 0 0 8 2 0
S級戦 展望
POINT

「稲毛マークの稲川がV獲りへ
    皿屋に乗る吉田、山田・井上の九州勢も」

中村隆之(テレビ和歌山)

今シリーズは岸和田市主催の開催で、日本名輪会カップ石田雄彦記念杯・サテライト阪神カップ。稲川翔、吉田敏洋、山田庸平、井上昌己、稲毛健太ら、中部・近畿・中四国・九州地区から好メンバーが揃う。激戦の様相も、目標欠かない稲川が決定力を見せるか。では、地区ごとに有力選手を紹介していこう。
はじめに、中部地区。8月のオールスターでG1デビューした皿屋豊。来期には初めてS1へ上がることも決まった。ラインの先頭で快速脚を発揮するか。川口聖二は寛仁親王牌4日目一般で皿屋マーク抜け出し、待望のG1初勝利を挙げた。もちろん、自力でも戦える。不破将登は9月松阪F1決勝で山田諒の番手から他派に併せて発進しV。10月松戸G3では鋭く捲り上げるなど3勝している。今節、中部の大将格である吉田敏洋が脚を溜めながら要所で踏み込もう。近況は転倒の憂き目にあうものの、出走ならば力強い走りを見せるはずだ。山内卓也は若手時代からオレンジバンクを得意とする選手だ。水谷良和が同県の吉田、山内に続く。北野武史はここ2場所、F1で着をまとめている。
次に、近畿地区。今期S級へ昇級した福永大智。和歌山は7月と9月のF1で好走しているのに加え、21日に当所で開かれた地区プロでもスプリントで2位に入った。稲川翔は7月福井記念の予選2で福永とワンツーを決めている。縦脚を温存しながら実力上位の立ち回りを披露するか。和歌山では昨年12月のF1で優勝、また今年6月の高松宮記念杯で決勝に乗っている。地元の主役は稲毛健太。今年はグレードレースに多く参戦しているが、上位陣を相手にパワーで対抗している。藤井栄二の豊かな先行力も見逃せない。7月福井F1では3連勝V。続く富山記念、松戸記念でも多くのレースで主導権を握った。元砂勇雪は8月富山で記念初優出。9月向日町記念では惜しくも準決勝進出を逃したが、3日目特選、4日目選抜では自力で応戦してライン決着へ導いた。中井太祐は前場所大垣F1の3日目特選で捲りを決め、村上義弘を振り切って1着を獲った。パンチの効いた捲りで別線を捕える高久保雄介。F1に限っては4場所続けて決勝に乗っている。川村晃司は9月岐阜F1で決勝2着。藤木裕は2場所前の取手F1予選で1着。出遅れたもののリカバーし、最後方から自力に転じて突き抜けた。
中四国地区は1班不在。予選から片岡迪之と内藤敦の岡山コンビらが上位進出を狙う。両者は直前の高松F1で2度連係し、3日目特選では接戦でのワンツーを決めている。
九州地区は徹底先行こそいないが、実力者は揃った。山田庸平は寛仁親王牌で兄・英明とともにG1決勝進出を果たしたばかり。競輪祭に向け、この勢いを持続させたいところか。20年近くにわたりS1以上をキープする荒井崇博。9月岐阜記念で決勝5着に入った後、玉野F1で優勝、防府F1で決勝2着と復調モード。実績面では断然の存在である井上昌己。8月名古屋で通算400勝を達成。一時期は追込みに比重を置いたが、寛仁親王牌3日目選抜で逃げ切るなど、航続距離の長さを維持している。佐賀勢と同乗なら、荒井が折り合う並びもありそうだ。また、小川勇介の切れ味は侮れないし、このほど通算取得賞金額10億円を突破した加倉正義もベテランの味を出す。柳詰正宏は10月松戸G3の一次予選で直線中を伸び、高配当を出した。機動型では吉本卓仁。9月佐世保F1最終日特選では併走の上を捲り追い込んで1着を獲っている。そして、森山智徳が予選クラスなら人気に推されそう。9月向日町記念での3連対が記憶に新しい。直前の別府F1で気迫を見せた菅原晃も気になる1車だ。

*:直近4ヶ月
選手名 登録 級班 競走得点 決り手 BK
(数)





皿屋 豊 111 三重 S2 106.60 1 4 0 0 7
川口 聖二 103 岐阜 S2 105.77 2 5 2 0 8
不破 将登 94 岐阜 S1 105.00 0 8 4 0 6
吉田 敏洋 85 愛知 S1 111.55 0 2 5 1 0
北野 武史 78 石川 S1 106.12 0 0 3 6 0
福永 大智 113 大阪 S2 104.32 4 7 0 0 14
稲川 翔 90 大阪 S1 112.21 0 1 5 1 1
稲毛 健太 97 和歌山 S1 106.81 3 3 1 0 8
藤井 栄二 99 兵庫 S2 104.88 7 2 0 0 14
元砂 勇雪 103 奈良 S2 105.55 4 6 0 0 10
中井 太祐 97 奈良 S1 105.94 2 6 2 0 3
高久保 雄介 100 京都 S1 106.47 1 4 2 2 4
川村 晃司 85 京都 S1 106.21 0 4 1 1 0
藤木 裕 89 京都 S1 103.26 0 5 1 3 2
山田 康平 94 佐賀 S1 111.55 0 2 8 2 0
荒井 崇博 82 佐賀 S1 105.95 0 3 3 5 4
井上 昌己 86 長崎 S1 109.83 2 4 4 1 3
小川 勇介 90 福岡 S1 105.81 0 0 7 0 0
加倉 正義 68 福岡 S1 104.73 0 0 5 3 0

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